ホワイトニングには2種類ございます。当院ではオフィスホワイトニングを実施しています。

ホームホワイトニング

  • 歯科医の指導の下に自分自身で行う方法
  • 都合の良い時間に自宅で行えます
  • 最低でも3~4週間程度の期間が必要です(上下顎の場合)
  • 自然に近い色調で、違和感のない白さを得られます。 ホームホワイトニングは必ず歯科医師の指導の下に行って下さい

オフィスホワイトニング

  • 歯科治療と同じように、診療用チェアに座って行います 2時間程度で治療が完了します
  • 短時間でホワイトニングの効果が出ますが、元の状態に戻りやすい欠点があります
  • 高濃度の薬剤を使う為、前歯など人目のつきやすい一部の天然歯だけが対象となります
  • 歯の表層のみが白濁して不自然に見える場合もあります。
術前と術後の歯

効果は永久に不滅??

残念ながら答えとしては「NO!」と否定せざるを得ません。治療法が不完全なためでなく、歯が変色する要素は他にも存在する為、ホワイトニング直後の状態が永久に続く事はありません。また、歯は年月と共に色調が濃くなるという自然現象がスローテンポで進行します。 半年に一度は歯科医院で「メンテナンス」を受ける事で、ホワイトニング直後の「歯の白さ」を維持できます。

治療済みの歯は??

ホワイトニングは天然歯のみ有効に作用するので、治療の完了後でも人口修復物(かぶせ物・つめ物)の色調は以前のまま残留し、濃い色調が一段と目立つようになります。その場合には、新たな色調に合わせて再治療する事で、口腔内全体が新しい明るい色調に統一され、美しさが際立つようになります。

治療期間は??

基本的には6~8時間トレーを就寝時に装着しますが、2時間程度起きている時間にトレーを装着する方法もあります。ご自分の生活ペースに合わせて、毎日あるいは2-3日に一度確実に実行する必要があります。通常は2-3回目に初期効果が確認できるようになりますが、治療が完了するまでの期間は「ゴールとする白さ」と「変色の程度」でさまざまです。

副作用の心配は??

歯を白くする為に使用される薬剤は「過酸化水素」あるいは「過酸化尿素」です。「3%過酸化水素水」は「オキシドール」として知られていますが、毒性や副作用がなく簡単な事から洗浄や殺菌にポピュラーに使用されているのです。また偶然にホワイトニング効果が見出された「過酸化尿素」も元来は殺菌剤でした。米国食品衛生局:US Food and Drug Administrationは、両薬剤を口腔用殺菌剤として安全性を保証しています。

ホワイトニングできない場合

  • 妊娠中や授乳中の女性
  • ホワイトニング剤にアレルギーを有する場合
  • 無カタラ―ゼ症
  • 歯の形が不完全な形成不全
  • ダークグレー、ダークパープルの変色
  • 金属材料の影響による変色歯
  • 重症のテトラサイクリン変色歯
  • 極端な要望